TBSは20日、タレントの中居正広（52）を巡る女性トラブル報道を受け、中居が出演する同局レギュラー番組「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」（金曜後8・57）打ち切りと、「THE MC3」（月曜後9・00）について中居の降板を発表。「金スマ」はトラブルが報じられてから初の番組打ち切りとなった。打ち切りとなった「金スマ」は、20日午後2時57分には公式サイトが姿を消した。また、「THE MC3」の公式サイトからは中居の写真が消えた。
「金スマ」は2001年10月スタートの長寿番組。当初は「中居正広の金曜日のスマたちへ」だったが、2016年2月から「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」にタイトルを変更した。「金スマ波瀾万丈」や「ひとり農業」、「金スマ社交ダンス部」など数々の人気企画を生み出した。
これまでの番組は差し替え対応されていたが、この日同局は正式に「TBSテレビは、昨年から中居正広さんが出演する番組の制作や放送を見合わせ、双方代理人等との対話を行ってまいりましたが、状況を総合的に判断した結果、『THE MC3』は降板、『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』は放送を終了することにいたしました」とする対応を説明した。
中居を巡っては昨年12月末に女性との間に起きたトラブルを高額な示談金で解決していたことが発覚。騒動となり、各局が直近のレギュラー番組の休止、差し替えを続々と発表。社員の関与が報じられているフジテレビの港浩一社長は17日に会見を緊急開催。一連の騒動を謝罪した。トラブルを2023年6月の発生直後に「認識していた」ことを明らかにした。今後は新たに設置する第三者の弁護士を中心とする「調査委員会」に調査を委ねるとした。
スポニチ本紙の取材では、トラブルは23年6月、中居と女性が2人で食事した後に発生した。女性はそこで「性被害に遭った」と主張する内容を勤務先に報告。その後、中居は代理人を立てて話し合い、慰謝料を含めた8000万～9000万円の示談金を支払って解決している。当時女性は中居の仕事先である会社に勤務していた。