元巨人の江川卓氏(69)が自身のYouTube「江川卓のたかされ」を更新。35歳でオリオールズ移籍が決まった前巨人の菅野智之投手が“精密”ゆえに戸惑う可能性を指摘した。
江川氏は「辛口なことを言うと、菅野さんはコンビネーションやコントロールで勝負するタイプ。彼が考えるストライクゾーンとメジャーのストライクゾーンはまったく別。感覚を変えないと戸惑うスタートになる」と指摘した。
フォークもギリギリのゾーンに落としてもメジャーの審判は見向きもしないで「ボール」にする。
右投手が左打者のインコースに投げるときはストライクからボールに投げる。日本の打者はストライクなので振ってくれるが、メジャーはインコースに入ってくるボールは全部「ボール」になるので、振ってくれない。
江川氏は昨季の菅野を「投球術をつかんだ」と評価していた。その結果が15勝だったが、メジャーではその精密な感覚を修正する必要があると指摘した。