◇プロボクシングWBA女子世界ミニマム級王座決定戦 黒木優子《10回戦》ソ・リョギョン(2025年1月20日 東京・後楽園ホール)
「Lemino BOXING フェニックスバトル128」の女子5大タイトル戦の前日計量が20日、都内で行われ、メインのWBA女子世界ミニマム級王座決定戦に臨む元WBA、WBO女子世界アトム級統一王者で現WBA世界女子ミニマム級1位の黒木優子(33=真正)はリミットの47・6キロで一発クリアした。
あでやかな着物姿で会場に登場した「ボクシング界のゆうこりん」は「コンディションはバッチリ」とミニマム級2戦目へ、状態の良さをアピールした。昨年1月にWBO3度目、WBA初の防衛戦で松田恵里(TEAM 10COUNT)に10回判定負けし両王座から陥落した。所属ジムの山下正人会長は「練習では良いときも悪いときもある」と話す一方で「ベテランらしくリングに上がった時の強さを持っている」と持ち味に期待する。
黒木は9月の再起戦で4回TKO勝ちして以来の再起2戦目に挑む。世界挑戦“ラストチャンス”と位置づける一戦へ「しっかり倒したい。絶対世界チャンピオンに返り咲く」と気合十分に話した。
WBO女子アジア・パシフィック・アトム級タイトルマッチ8回戦に臨む王者・鵜川菜央(三迫、5戦5勝)は挑戦者の宗利佳歩(RST、5戦4勝2KO1敗)とともに46・0キロでパスした。