今年の箱根駅伝で2年連続8度目の総合優勝を果たした青学大の皆渡星七(みなわたり・せな、3年)が19日、自身のSNSで昨年11月に「悪性リンパ腫」と診断され、現在治療中であることを明かした。
関大北陽高出身の皆渡は「がんになっても箱根を目指したい」としている。出雲、全日本、箱根の出場経験はないが、24年の第100回箱根では16人のメンバー入りを果たし、7区登録も当日変更となっていた。
皆渡の病気公表に、ネットでは続々とエールが寄せられている。実業団のトヨタ紡績時代に悪性リンパ腫が判明したが、復帰して16年のニューイヤー駅伝を駆けた糟谷悟さんは20日、自身のXで「悔しかったし辛かったと思う」「まずは無理なく。自分の場合は現役復帰と言う目標がパワーになった」とつづった。
他にも駅伝ファンからも「待ってます!皆渡くん、がんばれ!」「絶対走ろうぜ皆渡君」「全力で応援します!」「がんばれ。心の底から祈ってる」などの声が上がっていた。
皆渡は発信したいことに「現在がんと闘っている、またこれからがんになるかもしれないアスリートに向けて。どういった立ち上げ、リハビリをしたのかという記録を残し、発信したい」「僕の持っているポジティブ思考と内面的な成長を、アウトプットしたい」の2つを挙げている。