ヤクルトの高津臣吾監督(56)が20日、セ・リーグのDH(指名打者)制度の導入に反対する考えを示した。
この日、都内で開かれた12球団監督会議に出席。会議でもDH制が議題に上がったそうで「具体的には“検討しています”という話だったけど、いつからこうしていきますという話はない」と説明した。
賛否が分かれるところではあるが「ヤクルトスワローズ、神宮球場を本拠地としている監督としては、DHには反対です」とキッパリ。理由は、ブルペンがグラウンド内(ファウルゾーン)に設置されているの神宮球場特有の構造にあった。
「パ・リーグやブルペンが外にないと球場であれば、DHがあってもいいかなとは思う」と前置きした上で「駆け引きや勝負をしているつもり。それがなくなってしまうような気がして。(ブルペンで)誰が投げているとか、誰を準備させるとか、誰が代打とか。相手のブルペンを見ながら作戦を立てていくこともすごく面白い。DHがない方が神宮の楽しみ方はできるのかなと思う」と持論を展開した。