巨人の丸佳浩外野手(35)が20日、東京都世田谷区のドナルド・マクドナルド・ハウスせたがや」を訪問。施設の利用者と交流した。
同ハウスは、難病と闘い、入院している子どもをサポートする家族のための施設。子どもが入院、通院をする際、各病院と連携して家族が宿泊することなどができる。
「わが家のようにくつろげる第二の家」をコンセプトに、家族の経済的・精神的負担を少しでも軽減し、安らげる場所を提供している。ハウスは全国に12カ所あり、せたがやハウスは国立成育医療研究センターに隣接している。
支援活動を行う一般社団法人日本プロ野球選手会の理事長を務めている丸は、施設を時間をかけて見学し「こういう施設の大切さ、大事な場所なんだなと改めて理解できた」と話した。
また、病気の治療を続けている少年、その家族とも対面。キャッチボールやサインのプレゼントなどで交流し「東京ドームに遊びに来てね」などと優しく声をかけた。
「より身が引き締まる。選手会の理事長という立場で、選手の中でもこういった活動があるとまだまだ認知は多くないと思う。引き続き選手の皆さんにも呼びかけていきたい」
丸をはじめ、プロ野球選手40人が「1安打につき1万円」「1登板につき1万円」を寄付している。
丸は昨季、146安打を放ったが「ヒットを1本でも多く打てば貢献できる。施設を見て、もっと協力したいと思った」。残り158本で通算2000安打。「158本以上打てば一番、お互いにとってベストかなと思う。一つずつ積み重ねていきたい」と誓った。