巨人の丸佳浩外野手(35)が20日、東京都世田谷区のドナルド・マクドナルド・ハウスせたがや」を訪問。施設の利用者と交流した。
同ハウスは、難病と闘い、入院している子どもをサポートする家族のための施設。子どもが入院、通院をする際、各病院と連携して家族が宿泊することなどができる。
「わが家のようにくつろげる第二の家」をコンセプトに、家族の経済的・精神的負担を少しでも軽減し、安らげる場所を提供している。ハウスは全国に2カ所あり、せたがやハウスは国立成育医療研究センターに隣接している。
支援活動を行う一般社団法人日本プロ野球選手会の理事長を務めている丸は、施設を時間をかけて見学し「こういう施設の大切さ、大事な場所なんだなと改めて理解できた」と話した。
また、病気の治療を続けている少年、その家族とも対面。キャッチボールやサインのプレゼントなどで交流し「東京ドームに遊びに来てね」などと優しく声をかけた。
訪問後は報道陣の取材に対応。3月15、16日にドジャース、カブスと行うプレシーズンマッチの話題で、注目の選手を聞かれると「大谷選手は雲の上というか、ちょっとレベルが違いすぎるんで…。ちょっと参考にするのは恐縮なんで」。
続けて「言い方は悪いけど、ちょっと“手頃”な(カブスの)鈴木誠也選手を参考にさせていただければと思います」と報道陣を笑わせた。13年から6年間、広島で一緒にプレーしたかつての同僚。5学年先輩の丸による、さすがの「いじり」だった。