俳優の古田新太(59)が18日放送のテレビ大阪「大阪おっさんぽ」(土曜後6・58)に出演。大物女優について語った。
1980年に大阪芸大舞台芸術学科の4回生を中心に旗揚げされた「劇団☆新感線」のメンバーとしても活動している古田。「若い人がどんどん来るのでは?」という元大阪府知事、元大阪市長で弁護士の橋下徹氏の質問に、古田は「劇団員はもう採ってないんですよ」と告白。その理由を「鍛える暇がない」と説明した。
また「メッセンジャー」黒田有から「古田さん的に喝を入れる時はある?」と聞かれると、「早よ帰ろうやって思う。何回も稽古するな。早よ帰って飲みたい、何でもできる準備はやっとけと」と語った。
すると橋下氏は演技について「役者さんは二重人格みたいなもの?なんであんな風になれるんですか?」と興味津々。古田は「そんなフリをすればいいんです」と明かした。
続けて「僕が思う理想の俳優は、なんちゃってでできる人やと思うんです。(役が)入ってるとしか思えない、降りてきてる人もいるんですけど、そういう人も終わったらやっぱり、幕が下りたらフッと元に戻りますね」と解説。黒田は「それはホンマに降りて来てるのでは?」と疑ったが、古田は「いや、たぶん嘘がうまいんやと思う」と分析した。
さらに古田は「大竹しのぶさんなんかは日生劇場で一緒にやってて」と、女優の大竹しのぶと共演した舞台を回想。「緞帳が下りていく時、涙をわーっと流してお辞儀をしてて。後ろで何か道具が倒れたんでしょうね、ガシャーン!ってなった。そしたら緞帳が閉まった瞬間に『うるさーい!』って」と笑うと、黒田は「なり切りはるんですね」と感心していた。