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堀潤氏 フジ社員に決起呼びかけ「勇気を持って声を」「付いて来てくれる視聴者の方は必ずいます」

スポニチアネックス 2025年1月20日 19時22分

 元NHKアナウンサーでジャーナリスト堀潤氏(47)が20日、TOKYO MX「堀潤 Live Junction」(月~金曜後6・00)にMCとして生出演し、タレント中居正広(52)の女性トラブルで、社員の関与が報じられているフジテレビの社員へメッセージを送った。

 同局は17日、2月下旬に予定されていた定例会見を前倒しする形で会見を行い、港浩一社長らが出席した。会見自体も在京の一般紙とスポーツ紙、通信社によるラジオ・テレビ記者会のほか、NHKと在京民放キー局の記者がオブザーバーとして参加しただけ。報道陣は19社33人と、問題の大きさと比較して小規模な会見だった。堀氏は会見に出席できなかったことを明かしている。

 会見を受けて、堀氏にはフジの関係者から複数のメッセージが届いたといい、番組ではその中で最も長文だったという人物からの文言を紹介した。内容はおろか、週刊誌やネット記者、他局カメラを排除したスタイルに「これはひどい対応です」と憤りも。「企業の不祥事会見でテレビカメラを入れませんと言ったら、どれだけフジテレビ報道も怒ることか」と、出席できなかったメディアへの申し訳なさも記されていた。また、局内で会見の様子を視聴できる「館内共聴」も、今回の会見では行われなかったことがつづられていた。堀氏も「“外にはあいまい、内には隠すのか”と憤慨する内容だった」と同情していた。

 堀氏はNHKアナウンサーとして報道畑を歩いてきたが、13年に報道担当を外れた後に退社。フリーに転身した。「僕もNHKが2000年代前半にいろんな不祥事が吹き荒れて、NHKつぶれるかもという時に内側にいた人間で。局長室まで行って、“もう辞めますよ!”とか、“何であの会長、辞めないんですか?” とか、生放送とかでもそういうのを言っていましたから」。在籍当時は、局内の問題にも自ら声を上げるタイプだったという。

 そうした姿勢が、大きな転換期を迎えたこともあったという。「それが功を奏して、『ニュースウオッチ9』に呼ばれました。改革の番組なんで。一気に潮目が変わって、全員が改革派になったんです」と明かし、「2000年代初めの不祥事がそれで一旦、決着を付けたんですよね」と振り返った。

 自身の経験をもとに、堀氏は「だからフジテレビの社内の皆さんも、勇気を持って声を上げて下さい。それで付いて来てくれる視聴者の方は必ずいます」と、体質改善を信じるフジの社員にエールを送った。

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