インターネットメディア「The HEADLINE」編集長の石田健氏が20日、TOKYO MX「堀潤 Live Junction」(月~金曜後6・00)にコメンテーターとして生出演し、タレント中居正広(52)の女性トラブルで、社員の関与が報じられているフジテレビからスポンサーのCM差し替えが続出していることについて私見を語った。
17日に開かれた港浩一社長の会見を受け、保険、メーカーなど各企業が続々とCM出稿を差し止め。番組では少なくとも30社以上が撤退しているとし、その多くが公共広告機構(AC)のものに変わっている。
こうした流れについて、石田氏は「これは良い面がある一方で、かなり風に流されているなと思う側面もある」と指摘した。
「というのは、何か問題があった時にCMを引き上げますと。コンプライアンスだったり、昨今の人権の状況を踏まえての判断ですというのは分かる」としつつも、「じゃあ果たして、すべての局で同じような問題が起きたら、各社とも同じ対応を取るのかと。何となく今回、フジに触れているとまずいから、横並びで対応しているのだとすれば、それは横並びで同じ対応をしてきたテレビ局と何ら変わりはないわけです」と見解を述べた。
あらためてCM出稿を取りやめた企業に対し、「どういう心理プロセスを経て、どういった意思決定であなたは対応したんですか?というのを各社に聞きたいです」と問いかけた。