プロ野球の12球団監督会議が20日、都内のホテルで開催され、セ・リーグ本拠地の交流戦でDH制の実施を求める声が上がった。
最年長監督で座長を務めたロッテ・吉井監督が「パの監督から交流戦だけでもDHはどうかと意見があった」と説明。セの監督に賛成か反対かの確認はしなかったが「DHにしようという流れになってきていると思う。選手の意見も聞きながら議論を進めて決定していくのがいいのかなと思う」と時流を捉えて語った。
榊原定征コミッショナーは以前からセのDH制導入に前向きな姿勢を示していて、今後も継続審議されていく。賛成派のソフトバンク・小久保監督から妥協案として交流戦だけ全チームがDH制で戦う試みが提案された。
吉井監督はロッキーズ時代に本塁打も放っていて「打席に立った方が気分が盛り上がる。パフォーマンスが上がる投手もいるかもしれない」としながらも「監督としてはDH入れてもらった方が投手のケガも防げる。複雑なところ」と選手に意見を求めながら議論していくことを求めた。