横浜F・マリノスが20日、宮崎市内でキャンプをスタートさせた。初日は3バックの新布陣を敷いたポゼッション練習に時間を割いた。
元日本代表FW宮市亮(32)は、今季の主戦場となる右ウインバック(WB)の位置で精力的にプレー。「初日からインテンシティー高く、いい入りができた」と汗を拭った。
WBは欧州時代に経験はあるものの、横浜M加入後は初めて。「新しいポジションなので楽しんでやりたい」と新境地開拓に前向きだ。「スペースがあるので対角のボールはより受けやすいのかなと。仕事は明確で、上下運動を多くして裏に抜け出す動きが求められてくる」。宮崎では3試合の練習試合が組まれており、「このキャンプ期間がテストになる。実戦の中で感覚をつかんでいきたい」と見据えた。
チームは昨季リーグ9位に終わり、失点数は同17位の62だった。指揮官からはプレー強度を求められていることを明かし、「マリノスは変わっていかないといけない。激しく一からやっている」と意識改革を訴えた。