サッカー元日本代表FW三浦知良(57=JFLアトレチコ鈴鹿)が、20日放送の日本テレビ系「しゃべくり007 2時間SP」(後9・00)にゲスト出演し、ブラジル時代のエピソードを語った。
高校サッカーの名門・静岡学園に入学したが、8カ月で中退。プロ選手になる目的でブラジルへ単身、渡った。それが今から42年前だという。
当時のブラジルでは、日本人はサッカーが下手な人の代名詞で、三浦もチームメートからパスが回ってこない悔しさを経験した。それでも、努力に努力を重ね、名門サントスなどで活躍。90年に帰国すると、93年のJリーグ発足で日本サッカー界を盛り上げる存在になった。
ブラジル時代に心の支えになったのが、1枚のグラビアポスターだったという。番組が用意した資料には、「心の支えはグラビア写真」と記されていた。それを見た三浦は「グラビア写真って、かみさんのことですよね?」と問いかけた。
三浦は人気絶頂の93年にりさ子夫人(旧姓・設楽)と結婚。2人の恋愛は、三浦のひと目惚れから始まったという。
「プロになっていたので、日本から取材クルーが来たんですよ。飛行機の中に、当時って雑誌とか積んであったじゃないですか?それのグラビアで当時、JALのキャンペーンガール特集が組んであって、それがかみさんだった。それを見てひと目惚れして、ポスターを手に入れて、部屋に貼っていたんですよ」。意外な純愛エピソードに、スタジオには驚きの声が広がった。
三浦が一時帰国した際、友人らのつてを使ってりさ子に会ったという。「僕とブラジルにいた留学生、同級生が玉川で、お姉さんがりさ子と同じ玉川のクラスだったんです。そこのつながりがこう…」。りさ子が玉川大の学生であることを知り、何とか会えることに。「お願いしたいんです。“写真を撮ってブラジルに持って帰りたい。1時間でいい”って。来てくれたんですよ。それが一番最初です。これが本当のひと目惚れなんだろうなって」と振り返った。
ブラジルに戻った後は、文通レベルで交流していうが、1年半ほどで振られてしまったという。「ショックでしたね」。その後は「日本に帰ってきて、友達付き合いみたいなのをしていたんですけど。僕はもう…いろいろありましたから」と、人気絶頂で引く手あまた状態だったことをポロリ。ひな壇からは「言わなくていいから」「こっちは聞きたくないですよ」とツッコミが殺到していた。