中居の女性トラブルに絡み、フジテレビの「女性アナウンサー上納接待疑惑」が報じられたことを受け、TBSは20日、同様の問題がないか、社内調査を始めたと公表した。
「TBSグループ人権方針にのっとり、実態を把握するため」と説明。同局のコンプライアンス部門が弁護士の助言を受けながら実施。「今のところトラブルは把握していない」とし、問題が把握された場合には「適切に対処する」としている。
局員によると、フジの港浩一社長が17日に会見を行ってから間もなく、アナウンサーや社員を対象としたアンケートがメールで配布された。「上司からタレントがいる飲み会への出席を強要されたか」「そのような場面を見たことがあるか」など複数の質問項目があり、詳細な回答を求められているという。この日の同局「Nスタ」では井上貴博アナ（40）が「業界全体として信頼を失っています」と見解を伝えた。
一方、日本テレビはスポニチ本紙の取材に「トラブルや人権侵害があった場合や、それらを見聞きした場合には、速やかに上司に相談したり“通報窓口”を利用したりするよう、研修などを通じて周知しています」と説明。この日、改めて社内周知を行ったという。