ブルージェイズがスイッチヒッターのアンソニー・サンタンダー外野手(30)と5年総額9250万ドル(約143億円)で合意した。条件次第では最大6年総額1億1000万ドルに達する可能性もある。
昨季はオリオールズで44本塁打、102打点、OPSは・814だった。おそらくウラジミール・ゲレロの後ろを打つことになる。大リーグ公式サイトが報じた。
ブルージェイズファンにとって、ここ14カ月間は苦しいニュースが続いた。1年前は大谷翔平の獲得に失敗し、昨オフもフアン・ソトやコービン・バーンズと契約できなかった。さらに佐々木朗希の獲得に一歩及ばなかった。ガーディアンズとのトレードで国際ボーナスプールの資金を増やしたにもかかわらずドジャースに敗れた。
ようやくサンタンダーと契約し、FA市場での大型補強に成功。ゲレロとボー・ビシェットがあと1年でフリーエージェントの権利を得る中でブルージェイズは積極的に動く必要があった。
守備については昨季はオリオールズで主にライトを守り、平均以下の守備と評価されていたが、ブルージェイズにはジョージ・スプリンガーがいるため、おそらく左翼やDHでプレーすることになる。
昨季74勝88敗でア・リーグ東地区最下位に沈んだチームが、サンタンダーとともに再浮上を目指す。