東海テレビ公式チャンネル「ドラHOTpress」に山本昌氏（59）、山崎武司氏（55）の中日レジェンド2人が出演。ライデル・マルティネス投手（28）の巨人への流出に意外な見解を示した。
育成で中日入りし、166セーブを積み重ねた絶対的な守護神。
山崎氏は「日本のピッチング指導の傑作版じゃないかな。外国人は上半身で投げるが、軸足に体重貯めて投げるフォームを日本で身につけた」と解説した。
山本氏も「どんどんコントロールよくなってきた。ライデルの一番いい球は人間の動体視力超えている。よくメジャーが放っておいたなと思う」と続けた。
だが、山崎氏は「負け惜しみに思われるかもしれないけど、もう全盛期は過ぎてると思うんですよ」と指摘。山本氏も「確かにね怪しい場面が昨シーズンは結構あった」と同意した。
6年連続で40試合以上の過酷な登板を続け、昨季は60試合のマウンドに上がった。確かに蓄積疲労も気になる。
加えて中日には松山晋也、清水達也らマルティネスがいなければ守護神候補となっていた投手が揃っている。
山本氏は「適材適所ではめれば伸びる人っている」と、守護神争いが中日投手陣の底上げになることを期待した。