スペイン1部レアル・ソシエダードは日本時間21日までに、敵地で行われた19日のバレンシア戦で観客席から日本代表MF久保建英(23)らに対して人種差別的な発言があったとして、強く非難する声明を発表した。
クラブは公式X(旧ツイッター)を更新し、「レアルはバレンシアのファン、サポーターによる人種差別やその他の侮辱的発言を強く非難する」と強く抗議。「フットボールやスポーツには他者を軽蔑し、侮辱し、憎悪を煽る人々の居場所はない」と指摘した。
クラブはすでに今回の人種差別被害についてリーグに報告済みであることも明かした。
また、バレンシアも公式サイトで声明を発表し、「レアル・ソシエダードの選手がウォーミングアップをしている際に受けた侮辱に対して、拒絶と強い非難を表明する」とした。そして、「我々はあらゆる憎悪の表現を非難し、必要に応じて当局に協力する準備が整っている。犯人が特定された場合、クラブは厳格な懲戒処分を行い、スタジアムからの追放処分を科す」と今後の対応について言及した。