元衆院議員の金子恵美氏(46)が21日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、4年ぶりに復帰したドナルド・トランプ米大統領への期待を語った。
20日(日本時間21日)に米ワシントンで就任式を行い、パリ協定、世界保健機関(WHO)からの脱退など、数々の大統領令に署名した。招待者や支持者らの前でその様子を披露し、署名したペンを客席に投げ入れるなど、サービス満点のイベントになった。
スピーチを聞いた金子氏は「演説は凄く人をひきつけるというか、思わず聞き入ってしまうというか、人をひきつける魅力のある方だな。みんなの前で署名をするという演出というか、PRはうまいなと思いました」とコメント。一方で、「政策が始まる中で、もともと思われていた通りの米国第一主義な政策を進めていくということと、パリ協定も言われた通り、エネルギー政策の大転換を図っていくんだなというのは感じました」と、慎重な見方も示した。
トランプ政権には不安もあるという。「議会の状況の一方で、第1次政権に思い通りにならなかったのが人事だったと言われていいるだけに、イエスマンな人たちを集めている」と指摘。「ストッパーがいない怖さ。世界が巻き込まれていく怖さがある。日本はどうなるのか、関税とか、同盟国とはいえあるんだろうと。そこはこれから交渉力で何とかしないといけない。石破外交の手腕、進化が問われてくる」と、トランプ大統領に対峙する石破茂首相の手腕にも言及した。
ここ数年で世界には大きな紛争が増えた。金子氏は「世界平和という観点で行ったら、オバマさんの時に“アメリカは世界の警察じゃない”と言った時からこの間に、中東の軍事衝突とかロシアのウクライナ侵攻とか起きてしまっていた。これはアメリカの国際的な指導力の低下だと思う」と見解を口に。「何とか世界平和につながるような、世界的な意味での強いリーダーシップを発揮してくれるのなら歓迎したい」と期待を口にした。