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川淵三郎氏「断固許せない」八村塁のバスケ協会&ホーバス監督批判発言に怒りあらわ 公の場で初言及

スポニチアネックス 2025年1月21日 16時39分

 日本バスケットボール協会(JBA)は21日、都内で会見を開き、改革を主導する「JAPAN2024タスクフォース」の終了を報告した。2014年に国内ガバナンスの欠如等を理由に国際バスケットボール連盟(FIBA)から資格停止処分を科され、国内2つのリーグ統一など課題解決のためにタスクフォースを設立。2015年8月には処分が解除されたが、2016年のBリーグ発足以降も定期的に指導を受けてきた。

 タスクフォースのチェアマンでBリーグ発足に尽力したJBA前会長の川淵三郎氏はこの日、JBAの三屋裕子会長、FIBA財務担当理事のインゴ・ヴァイス氏とともに会見に出席。NBAレーカーズの八村塁が男子日本代表のトム・ホーバス監督の方針などを批判した問題について初めて言及した。

 川淵氏は、Bリーグ発足時に当時18歳だった八村から「川淵さん、Bリーグを作っていただいてありがとうございます」と感謝された思い出話を披露。「感心した。以降、彼をリスペクトしていた」と懐かしんだが、騒動について話し出すと表情が一変した。「日本バスケ協会の理事会で決まったヘッドコーチがダメだというのは、協会の決定を無視して何言ってもいいんだと思っているのか。これははっきり言って許されるものではない。協会やヘッドコーチそのものを批判するのは、プレーヤーファーストとは関係ない話。僕個人の意見としては断固許せない」。語気を強め、八村の発言を断罪した。

 八村は昨年11月、JBAについて「プレーヤーファーストの精神が見られない。そういう方針の日本代表ではプレーしたくないし、そういう団体とはやりたくない」と発言。さらに、ホーバス監督については「練習のやり方、ミーティングも世界レベルではないんじゃないかと思う」と手腕を否定し「男子のことを分かっている人にコーチになってほしかった」「日本協会の上の人たちが世界レベルのコーチを選んだという話をしていたが、そもそもその人たちが世界を見たことがない。おかしいのではないか」などと選考過程についても批判していた。

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