フリーアナウンサーの宮根誠司(61)が21日、MCを務める日本テレビ系「ミヤネ屋」(月~金曜後1・55)に出演し、タレント・中居正広の女性トラブルに関する対応のまずさでスポンサー離れが加速しているフジテレビについて、経営陣に早急な社員や関連会社スタッフへの心のケアが行われることを願った。
宮根はフジで情報番組「Mr.サンデー」のMCを努めていることから、社員やスタッフの現状も把握。「社内の方々は突然こういう報道が出て、真相がわからない、社長の会見を見てもよくわからない、いったい自分たちの社内で何が起きているのかわからない状況でもう呆然としている」とフジテレビで働く人々の現状を語った。また「これから自分の会社がどうなっていくのか大きな不安を抱えている中で必死で番組を作っています。出てるアナウンサーの人達も、ぼくが思うに、出れるような心境ではないと思う」と、そんな中でも仕事に集中しようとしている姿に心を痛めた。
にもかかわらず、CMは次々とAC広告に変わっていく状況。ある社員は宮根に「身を切られる思いだ」とこぼしたという。
明らかに港浩一社長の会見から大きく歯車が狂った今回のスポンサー離れ。宮根は「もちろんスポンサーや視聴者の方々の信頼を取り戻すのも大事だけど、まず働いている現場に安心感を与えてあげてほしい。港社長をはじめ経営陣の方々がフジテレビで働くすべての従業員の方が安心できるように、説明してあげないと。心と体が持たないと思う」と切実な表情で語った。