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悪性リンパ腫公表の青学大・皆渡星七「駅伝界の池江璃花子選手になれるかも…」発信続ける理由説明

スポニチアネックス 2025年1月21日 16時56分

 今年の箱根駅伝で2年連続8度目の総合優勝を果たした青学大のメンバーで、19日に悪性リンパ腫と診断されたことを公表した皆渡星七(みなわたり・せな、3年)が21日、自身のnoteを更新。闘病を公表した理由について明かした。

 皆渡は「なぜnoteをはじめたのか」と題して投稿し、「駅伝界の池江里佳子選手になれるかもしれないと思ったから」「この発信を自分への頑張る力にしたいと思ったから」「アスリートと応援してくれる人との関係性」と3つの理由を明かした。

 競泳女子日本代表の池江璃花子は19年2月に白血病と診断されたことを公表。20年8月に競技に復帰した。皆渡は「がんの診断を受けた直後、私は池江里佳子選手の存在から大きな勇気をもらいました。白血病という困難を乗り越え、さらにオリンピック出場という大きな夢を実現された池江選手の姿は、私に「まだ諦めなくていい」という希望を与えてくれました。半ば諦めかけていた箱根駅伝への挑戦も、もう一度目指そうと思えました。自分でも、池江選手のように誰かの「もう一度頑張ってみよう」「あと一日でも前を向こう」そう思えるきっかけを、私も作れるのではないか。そんな思いが、この発信の原点となりました」とした。

 そして「もちろん、発信を始めた理由は自分のためでもあります。自分が辛くなった時、諦めそうになった時、妥協しそうになった時、もう一歩踏み出すための理由を作りたかったからです。もしかしたら、私の記事を読んで、同じように勇気づけられる人がいるかもしれない。そう思うと、サボるわけにはいかない。諦めていいわけがない。妥協できるわけがない。この発信は、私にとって、自分自身を追い込むための、良い意味での「戒め」にしたいと思っています」ともつづった。

 関大北陽高出身の皆渡は出雲、全日本、箱根の出場経験はないが、24年の第100回箱根では16人のメンバー入りを果たし、7区登録も当日変更となっていた。5000メートルの自己ベストは13分51秒38、1万メートルの自己ベストは28分49秒30。

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