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フジOBの県知事 古巣めぐる問題に言及「愛着心はずっと」も苦言「いまだに信じられない」

スポニチアネックス 2025年1月21日 17時13分

 神奈川県の黒岩祐治知事(70)が21日、定例会見を開き、古巣フジテレビをめぐる問題に言及した。

 黒岩知事は80年に同局に入社。報道記者やディレクター、キャスター、ワシントン支局長なども務め、09年に退職した。

 同局はタレント中居正広(52)の女性トラブルで、社員が関与したと報じられている。黒岩知事は「この報道を見ているのは本当につらいですね。本当に残念でならない」と述べた。さらに「私自身、フジテレビという会社を愛していましたし、フジテレビが私を育ててくれたというふうに思っていて、フジテレビへの愛着心はずっと持っています」と、古巣への愛着心を示した。

 一方で、17日に行われた港浩一社長の会見の開催方式には苦言を呈した。2月に予定されていた定例会見を前倒しする形で開催され、在京の一般紙とスポーツ紙、通信社によるラジオ・テレビ記者会のほか、NHKと在京民放キー局の記者がオブザーバーとして参加しただけ。週刊誌やネット媒体は締め出され、出席できた報道陣は19社33人と、問題の大きさと比較して小規模な会見だった。

 黒岩知事は「どうしてテレビ(カメラ)を排除するという意思決定が行われたのかということが、私はいまだに信じられない」と疑問を口に。さらに「私も報道の最前線でやってきましたけれど、どこかの企業が不祥事を起こした、何だという時には真っ先に“とにかく記者会見をやってくれ”と迫った方です」と、自身の経験を踏まえ、同局の判断に苦言を呈した。

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