タレントのホラン千秋(36)が21日、TBS系「Nスタ」(月~金曜後3・49)にキャスターとして生出演し、タレント中居正広(52)の女性トラブルで、社員の関与が報じられているフジテレビをめぐる問題について自身の見解を示した。
番組では、同局が17日に開いた会見や、内容を受けて多くのスポンサー企業がCMを差し替える動きについて報道。同局の親会社フジ・メディア・ホールディングス(HD)の社外取締役を務める文化放送の齋藤清人社長が、同社に臨時取締役会の開催を申し入れたことも伝えた。
17日の会見は、2月に予定されていた定例会見を前倒しする形で開催された。出席者は在京の一般紙とスポーツ紙、通信社によるラジオ・テレビ記者会のほか、質問権のないオブザーバー参加のNHKと在京民放キー局の記者だけ。週刊誌やネット媒体は締め出され、出席できた報道陣は19社33人と、問題の大きさと比較して小規模な会見だった。
会見では、港浩一社長が「回答は差し控える」を連発。報じられている女性アナウンサーの“情報”疑惑についても「全くないと私は信じております」と述べるにとどまった。
ホランは「この間の会見も、一体誰のための何のための会見だったのか明白でない」と、会見の意図に疑問を口にしあ。また「被害を受けたとされる女性のためなのか、視聴者のためなのか、スポンサーに向けてのものなのか、ただのお気持ち表明だったのか」と指摘し、「そういった点がクリアになってくればいいなと感じますけどね。調査を通して」と述べた。
同局は会見で、第三者を中心とする調査委員会の設置を明らかにした。井上貴博アナウンサーは「プライバシーの保護を盾に取って、自分たちのいいように進めていたというふうに言われてしまいかねない」と厳しく指摘。「委員会をどうするかの前にもう一度、早急に会見を行うということが肝要なのかもしれません」と、会見のやり直しを含めた対策の必要性を訴えた。