BS10の野球トークバラエティー「ダグアウト!!!」(月曜後10・00)が20日に放送され、昨季限りで現役を引退して指導者に転身したヤクルトの山崎晃大朗2軍外野守備走塁コーチ(31)がゲストとして初出演。ファンがイラつきがちなあの場面について弁明する場面があった。
この日、番組MCを務めたのは山崎コーチの入団時にヤクルト監督だった真中満氏(54)で、ゲストが五十嵐亮太氏(45)と山崎コーチという“チーム・ヤクルト”。長年アットホームな雰囲気で知られるヤクルトだけに「コータローちゃん、よろしくね!」(真中氏)となごやかムードで番組が進んだ。
そして、最後に外野守備の極意についてジェスチャーを交えてトーク。投手出身の五十嵐氏からは「あのさ、照明が(目に)入って…っていう時あるじゃない。あれはやっぱどうにもならないんですか?ピッチャーからしたら打ち取った!と思ったら、照明まぶしそう!うわぁ~!ってなるんですよ。あれはもうどうにもならない?」と本音が飛び出した。
これに山崎コーチは「たとえば、対向車でハイビームが凄い人とかって絶対いるじゃないですか。その中にボールをポンッ!って入れられて捕れますか?って思うんですよ、外野からしたら」と的確表現。これには五十嵐氏も即座に納得顔になった。
「一回見てしまったら、もうそのあとは目がすぐ戻らないんで」と現役時代に外野手だった真中氏。照明が目に入らないように体勢などで工夫はしているものの「見てしまったらちょっと厳しい」と続け、「でも、それでも根性もってギリギリまでなんとか粘るよ」とした。
山崎コーチも「神宮のレフト・ライトってちょうどいいっていうか、かぶる高さ、かぶる角度にあって。ショートの上のラインとか。かぶらないで!あっ!かぶった!みたいな」とし、「どっか当たってくれたら前に落ちる」と捕球できずとも自分の体のどこかに当たってほしいと願いながらの守備になるという。
「そこはサッカーでいうフリーキックの状態。俺の壁にぶつかってくれ!っていう」と真中氏。「サッカーやったことないですけど」とオチをつけた。
山崎コーチは「どっか当たってくれたら、前にさえ落ちてくれたらって思うんですけど…。見えないんで…」としたうえで「それで記事とか見たら“プロなんだから照明ぐらいで落とすなよ”とか…」とポツリ。真中氏が即座に「それは厳しい!」と口にすると、山崎コーチも「厳しいっすよね…。(その状況で100%捕球するのは)人として無理」と苦笑いだった。