阪神の1、2軍首脳陣が21日、兵庫県尼崎市に3月に開業するファーム新施設「ゼロカーボンベースボールパーク」を視察した。
この日に合わせ、ハイテク機器の詳細も明らかになった。室内練習場の一角にあるブルペンの1レーンには、ピッチング動作の中で、どの動きにどれだけの力が、どの箇所に加わっているかを可視化できる高性能分析装置「フォースプレート」が設置される。加えて2軍本拠地「日鉄鋼板SGLスタジアム」には、試合中のプレーで動作解析が可能となる「マーカレス・モーション・キャプチャ」が導入される。
新たな“虎の穴”に藤川監督は「ひと言、素晴らしい」と満足げな表情を浮かべた上で「MLBに勝るとも劣らない施設に育て上げるという意味で、どう生かすか。コーチングという意味で、自分たちがもう一度、学び直して、選手に落とし込む、勉強の時間が必要になる」と2軍スタッフに奮起を促した。また、甲子園室内練習場の1.5倍の広さを誇る室内練習場には、平田2軍監督が「雨が降っても問題ない」と感嘆の声をあげた。