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ソフトバンク・井上「ホンマに真価を問われる5年目」内外野の二刀流に挑む

スポニチアネックス 2025年1月22日 6時3分

 新ポジションでも勝負だ。ソフトバンクの井上朋也内野手(21)が高卒5年目の今季から外野に初挑戦する。出番を求めて高校(埼玉・花咲徳栄)以来の内外野の二刀流に挑む。昨秋に首脳陣から通達を受けたという20年ドラフト1位は「ホンマに真価を問われる5年目。サード、ファースト、外野と、どこでも出られるよう準備してます。やるしかないんで」と鼻息を荒くした。

 攻守ともに野性味あふれることから「ゴリ」の愛称で呼ばれている井上は1軍で通算20試合出場し、一塁と三塁を守った。ただ一塁には山川、三塁には栗原と強力なライバルがいる。「2軍の練習で外野を守ったことはあるけど試合ではない」。プロで外野は未経験だが、グラブを発注して準備中だ。

 争いに食い込む余地はある。外野陣は柳田、近藤ら左打者が多く、「右は少ないし、チャンスなんです」と意気込む。1軍デビューした23年にはプロ初本塁打含む15試合で10安打3打点も、昨年は5試合出場で安打、打点、本塁打ともにゼロに終わった。「打撃で柔らかさを意識して過去イチに仕上がった。もう後がないんで」。昨年11月から徹底して自慢の強打を磨き、外野だけでなく右の代打でも出番をうかがっている。

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