DeNA・山崎が横浜市内で自主トレを公開し、残り19セーブに迫る通算250セーブを見据えて守護神返り咲きを誓った。「そこを生きがいにしてきた自負があるので、誰にも譲れない気持ちはある」。プロ野球歴代最多407セーブの岩瀬仁紀氏の野球殿堂入りに刺激されて「自分もその場所にたどり着かないと」と決意を強くし、目標として公言した。
昨季は4セーブ(3勝5敗、11ホールド)に甘んじ、現状では森原につなぐ中継ぎからのスタートが濃厚。「(直球とツーシームの)ツーサイドピッチから、餌まきじゃないけど、相手をくらます一球に」とカーブの習得に乗りだし、体重も昨秋に比べて7キロ絞った。持久力をつけるため3年前から導入した「低酸素トレーニング」にも励んだ。
報道陣には高級焼き肉店「叙々苑」の弁当=写真=を差し入れする粋な計らい。堀岡、宮城らを伴った自主トレ「チーム山崎」のスローガン「俺たちは止まらない」に力を込め、春季キャンプを心待ちにした。(大木 穂高)