◇プロボクシングWBA女子世界ミニマム級王座決定戦10回戦 ○黒木優子《判定3ー0》ソ・リョギョン●（2025年1月21日 東京・後楽園ホール）
元女子世界アトム級統一王者の黒木が3―0の判定勝利で約1年ぶりに世界王者返り咲きを果たした。
序盤は前に出る相手に苦戦。接近戦で相手のパンチを浴びる場面もあったが、カウンターで応戦し、競り勝った。不完全燃焼の内容に、勝ち名乗りを受けた直後は「練習で教わったことが何もできなかった」と大号泣。それでも「チャンピオンに返り咲けて首の皮一枚つながった。ここから立て直したい」と目を赤くしながら喜びをかみしめた。