米国野球殿堂は21日(日本時間22日)、今年の殿堂入りメンバーを発表し、今月16日に日本でも殿堂入りを果たしたイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が日本選手初の殿堂入りを果たした。
注目の得票率は99・7%だった。メジャー史上最多652セーブを挙げたヤンキースの守護神マリアノ・リベラ氏以来史上2人目、野手では初の満票選出はならなかった。野手の過去最高得票は、2020年の元ヤンキース、デレク・ジーター氏の99・7%で、満票選出に1票足りなかった。
米野球殿堂入りの競技者部門はメジャーで10年以上プレーし、引退から5年が経過した元選手が対象。全米野球記者協会に在籍10年以上の記者が成績、品格、チームへの貢献度などを考慮して投票し、75%以上得票で殿堂入りとなる。投票は記名式で、公表するかどうかは記者が選択する。
イチロー氏は今月16日に日本での2025年野球殿堂入りを果たした。有効投票349票中323票を獲得し、投票率は史上6位の92・6%だった。プレーヤー部門の有資格者は引退後5年以上で、候補期間は15年。野球報道に15年以上携わる委員が7人以内の連記で投票して選考され、有効投票の75%以上で選出される。