米国野球殿堂は21日(日本時間22日)、今年の殿堂入りメンバーを発表し、今月16日に日本でも殿堂入りを果たしたイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が日本選手初、アジア選手初の殿堂入りを果たした。また同日、マリナーズはイチロー氏の背番号「51」を永久欠番にすると発表した。
マ軍は今年8月9日に殿堂入りセレモニーを行い、イチロー氏が背負った「51」をマリナーズの永久欠番にするという。
シアトルで記者会見に出席したイチロー氏は「振り返ると、あまりにも多くの出来事があった。いいことだけではなく、苦しいこともたくさんありました。最終的に一歩ずつここに近づき、この日を迎えられたことは言葉では言い表せないほどの気持ちです」と感謝の気持ちを口にした。
永久欠番になったことについては「サインするときに51がずっと使えるのはめちゃくちゃうれしいですね。今は51歳なのでこのタイミングではなかなか特別です」と話した。
注目が集まった得票率は99.7%。わずか1票足りず、米国ではメジャー史上最多652セーブを挙げたヤンキースの守護神マリアノ・リベラ氏以来史上2人目、野手では初の満票選出はならなかった。
イチロー氏に投票しなかった記者は、394人中わずか1人。イチロー氏の得票率は99.746%だった。野手の過去最高得票は、2020年の元ヤンキース、デレク・ジーター氏の397人中396人の99.748%で、元同僚のジーター氏と同様に満票選出に1票足りなかった。