お笑いタレントおばたのお兄さん(36)が22日、長野県で軽井沢プリンスホテルスキー場大回転競技大会に出場。39歳までのレギュラーの部で、47秒92で優勝した。
「優勝するために出たので、まずはうれしい。前回(23年は)5位入賞だったのでリベンジというか、絶対優勝すると思っていたのでうれしい」
21日は午後9時まで収録だった。共演した劇団ひとりから次の仕事を聞かれ、「12時間後にアルペンスキーの大会です」と答え、大爆笑された。「それが勇気につながったというか、人が真剣にやってることで爆笑させられるんだなって。このニュースで(ひとりさんに)優勝を報告したい」と胸を張った。
スケジュールが3時間空けば、雪上練習に繰り出した。雪の上での練習は3、4回程度。競技形式での練習は10日前の1回のみで、約1時間で滑走できたのは7本だったという。スタート直前には自身のネタの「ま~きの」ポーズをして、「こけそうになったけど、うまくリカバリーできた」と、23年同大会の53秒68(5位入賞)から大きく記録を伸ばした。
今後は舞台の稽古など、スケジュールが埋まっており、大会出場の予定はないという。「マスターズ大会は来年かな。26年はミラノ五輪で五輪イヤーでもあるので、本格的に全国大会優勝を狙いたい」と意気込んだ。
おばたは3歳でスキーを始め、中学1年でアルペンスキー新潟県地区強化指定選手に選ばれる実力の持ち主。22年ぶりに競技復帰した23年には、全日本マスターズスキー選手権で3位に入っていた。