SVリーグのサントリーサンバーズ大阪は22日、今季から加入したパリ五輪日本代表の高橋藍（23）との契約更新を発表した。
高橋はイタリア3季目となった23―24年シーズンにモンツァの準優勝に貢献した。世界中からオファーが届いた中、世界クラブ選手権で日本勢初の銅メダルを獲得したサントリーの栗原圭介GMに「世界No・1クラブになるために力を貸してほしい」と口説かれ、昨季終了後に日本行きを決断。昨年5月の会見では「成長できる環境だし、日本人としてSVリーグを盛り上げたい」と話した。
当時、交わしたのは1年契約で、年俸は推定で1億円前後とみられる。その後、パリ五輪を戦い、今季からサントリーでプレー。初年度のSVリーグで現在10チーム中2位につける。初代王者を目指しながら、来季もサントリーのために力を尽くす。
サントリーはこの日、イタリア1部の名門ペルージャとのパートナーシップ契約の締結、高橋藍の25年日本国際博覧会（大阪・関西万博）のスペシャルサポーター就任も発表した。
◇高橋 藍（たかはし・らん）2001年（平13）9月2日生まれ、京都市出身の23歳。小学2年時に兄・塁の影響でバレーボールを始める。東山高―日体大卒。21年イタリア1部パドバ加入。23年モンツァ移籍。20年日本代表初選出。21年東京五輪8強。23年ネーションズリーグ3位、アジア選手権優勝。1メートル88、83キロ。アウトサイドヒッター。