元フジテレビアナウンサーでフリーの内田恭子(48)が22日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、タレント中居正広(52)の女性トラブルで、社員の関与が報じられている同局についてコメントした。
番組ではこの日もこの問題をトップで扱った。フジが「くいしん坊!万才」の26日放送を休止したことや、中居が約30年にわたりパーソナリティーを務めたニッポン放送「中居正広 ON&ON AIR」の打ち切りなど、問題の余波を伝えた。また、会見後にフジへのCM出稿を差し替え、差し止めする企業が少なくとも75社に上ったことなども報じた。
内田は「これまでの一連のフジテレビの対応を見ていると、スポンサーが離れていってしまうのは仕方ないのかなという気がしています」と指摘。「テレビ局というマスメディアの上に、多少なりともあぐらをかいていたところはあるんじゃないのかなと思っていて」と厳しい言葉を並べ、「コンプライアンスとか時代の変化とともに組織がそこに追いつけていけていなかった部分が、今回の結果につながったんではないかなと思います」と述べた。
フジは23日に社員向けの説明会を開く予定。内田は「今回の件でフジテレビの人たちとも話をしていますが、本当に詳細を知らないんですよ。知らないまま、いろいろ言われている状態というところがある。事実でないことに誹謗(ひぼう)中傷があって、それに苦しんでいる」と、伝え聞いた内情を明かした。
そんな中でも「今までの自分たちのテレビ局としてのあり方は良かったのかという自戒の念を持って、視聴者なりスポンサーなりの信頼をもう1回取り戻していかないといけないという自浄作用を自分たちでやっていかないといけないという気持ちももの凄く持って、危機感も持っている」といい、「だからこそ会社としては、スポンサー、視聴者はもちろん、社員のためにも納得のいく対応というのを今後、やっていってもらいたい」と願いを口にした。
内田は99年にフジテレビに入社。スポーツやバラエティー番組などで活躍し、06年に退社した。