オリックスの平野佳寿投手(40)が22日、大阪・舞洲の球団施設で自主トレを公開した。
昨季は右肘の張りなどで12試合の登板にとどまったレジェンド右腕は、この日もキャッチボールや外野のポール間走などで精力的に調整。「去年はチームも僕も残念な結果だったので。もう一度優勝、日本一になれるように25年は頑張りたい」と、今年3月に41歳を迎えるパ・リーグ最年長投手は決意を口にした。
23年に日米通算250セーブを達成し、NPBだけでの通算250セーブにもあと「1」と王手をかけている。岸田新監督は既に、平野の状態が万全であれば守護神起用を基本線とすることを明言済みだ。
「僕も達成できたらうれしいですし。でもそこを目指すのではなくて、優勝したときに後からそういうのが付いてくるのが一番。今まで節目の記録を達成したり、タイトルも獲らせてもらったりしましたけど、過去3年間(21~23年)の優勝したときの方が、はるかにうれしかったので」
チームのために腕を振ることを誓った背番号16。「ずっと若いときから一緒にやってきた先輩なので。やっぱり岸田さんを優勝して胴上げできたらいいなって思いは、やっぱりちょっと強いかなと思うので。頑張って監督を漢にできるように、僕も手助けできたら」と、05年のドラフト同期でもある新指揮官のためにも腕を振る決意だ。