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古舘伊知郎 フジ問題受けテレビ局の体質指摘「追及はお得意ですけど、追及された時は非常に弱い」

スポニチアネックス 2025年1月22日 15時49分

 フリーアナウンサー古舘伊知郎(70)が22日、TBS系「ゴゴスマ~GOGO!smile~」(月~金曜後1・55)にコメンテーターとして生出演し、タレント中居正広(52)の女性トラブルでフジテレビ社員の関与が報じられていることを受け、テレビ局の体質について私見を語った。

 番組では、中居が約30年にわたりパーソナリティーを務めたニッポン放送「中居正広 ON&ON AIR」の打ち切りなど、問題の余波を伝えた。また、会見後にフジへのCM出稿を差し替え、差し止めする企業が少なくとも75社に上ったことなども報じた。

 同局が17日に開いた会見では、記者会非加入の週刊誌やネット媒体記者の出演が認められず、動画撮影も禁止と、制限の多い開催方式が強い批判を浴びた。古舘は「端的に言うと、テレビというのは、人や組織を追及するのはお得意ですけど、追及された時には非常に弱いですよ」と指摘した。また「これは弱点中の弱点で、回り回ったら、こんな小さな存在な私にも言えることですよ。テレビで育っていますから」と自戒の念も込めつつ、「そこをじっくりこのご時世、見据えて、そこを踏まえて対応しないといけないんですよね」と述べた。

 番組では、フジがキッコーマンが1社提供する「くいしん坊!万才」が26日放送を休止したことや、塩野義製薬も1社提供の「シオノギ・ミュージックフェア」について社名削除の要請を検討していることも伝えた。

 古舘は「塩野義とかキッコーマン、ついにCMを出稿しているだけでなく、1社提供で番組全体を見ているところも差し止めるって。恒久的にやめるとは言っていないにしても、どんどん様子見で、撤退とはいかなくても、差し止めることになれば、それ相応のテレビカメラが回っている状態の会見をやらないといけないんだと思います」と、会見スタイルの見直しを求めた。

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