プロボクシング世界4団体スーパーバンタム級タイトルマッチ(24日、東京・有明アリーナ)の公式会見が22日、横浜市内のホテルで開かれた。セミファイナルの東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック・ウエルター級タイトルマッチに臨む同級王者・佐々木尽(23=八王子中屋)は、坂井祥紀(34=横浜光)との防衛戦を前に意気込みを語った。
メインの世界4団体スーパーバンタム級タイトルマッチで統一同級王者・井上尚弥(31=大橋)と対戦する予定だったサム・グッドマン(26=オーストラリア)の負傷のため1カ月延期されたことに伴い、佐々木の防衛戦も1カ月延期に。想定外のスケジュールとなったが「調整が長引いたことはめちゃくちゃプラスになっている。前回(当初予定されていた昨年12月24日)の10日前は凄く調子悪かったから、運が良いなと思いましたね」と明かし、万全の仕上がりを強調した。
相手の坂井は元日本王者で、昔から一緒に練習するなどよく知っている相手。「ずっと(自分より)上の存在だったので、防衛戦だけど自分としては挑戦者」とプロ15年目のベテランに挑む心構えを示した。日本人史上初のウェルター級世界王者を目指す23歳。「ここで勝って世界に繋げてウェルター級の頂点に立ちたい。覚悟は決まっているので、絶対に勝って世界に認めてもらいます」と力強く宣言した。