オリックスの平野佳寿投手(40)が22日、大阪・舞洲の球団施設で自主トレを公開した。昨季は右肘の張りなどで12試合の登板にとどまったレジェンド右腕は、この日もキャッチボールや外野のポール間走などで精力的に調整。「去年はチームも僕も残念な結果だったので。もう一度優勝、日本一になれるように25年は頑張りたい」と、今年3月に41歳を迎えるパ・リーグ最年長投手は決意を口にした。
以下は平野との一問一答。
――パ・リーグ最年長投手に
「それなりにプロ野球でやっているので。(後輩選手に)何か聞きたいことがあるなら、聞いてきてもらったらいいと思いますけど。僕もまだはっきりは分からないですけど、ルーキーの子に『これどうやって投げるの?』とか聞くかも分からないし。そういうのはまだまだ、僕も向上心を持ってやりたいので。お互いにそういう風なところで、切磋琢磨(せっさたくま)できればいいと思うので。何でもいいので聞いてきてほしいし、僕も聞いていくと思うので。一緒に頑張っていけたらと思います」
――狙うポジションとしてはもちろん1番後ろ
「そこは本当に監督、コーチが決めることなんで、僕は任された、行けって言われたところで投げるだけなんで。特にそこは思ってないですし、そこに言ってもらえるように、勝ち試合で投げれるようにアピールするだけなんで。僕は腕を振って投げたボールを投げるだけだと思ってます」
――これだけは大事にしていきたいこと
「今年だけじゃないんですけど、年々ちょっと故障がちなところがあるんで、そこは気を付けていきたいなと。今まで以上に頑張るところは頑張らないけないし、休むところは思い切って休まないと、ちょっと野球選手って休むとちょっと不安なところがあるんで。練習する子は本当に練習するし、そうやって不安を解消してるのも僕も気持ちはわかるんですけど、そういうのも大事にしていかなきゃいけないかなと。やっぱり怪我が1番怖いなってのは、ありがたいことですけど最近感じることになったんで。それは昨年より気を付けてシーズンを迎えたいと思います」
――怪我に対してのリカバリーやアプローチみたいなところも変える
「そうですね。怪我しないようにどういう風にしていくかっていうのは、去年とちょっと変えてるところもあるので。怪我する前の自分の体作りってのは、ちょっと変えていきたいなと今年やってますので。それがいい方に出るように続けていきたいと思います」
――ケガしないための具体的な内容は
「全部ですね。もう自分の体をこう変えるってまではいかないですけど、筋トレの仕方も変えたり。食事も色々考えないといけないだろうし。ストレッチも今までこうやって伸ばしてたけど、こういう風に伸ばしたらいいんやとか、そういうのはやっぱり日々専門の方に教えていただくことが多いんで。そこは助けてもらいながらやっていきたい。どれってのはないですね。もう全部変えていかなきゃいけないと思ってます」