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“白川2世”誕生も?韓国プロ野球「アジアクォーター制」導入へ アジア・豪州選手を各球団1人獲得可能に

スポニチアネックス 2025年1月22日 16時20分

 韓国プロ野球(KBO)が2026年から各球団が外国人選手を最大4人まで保有できる「アジアクォーター制」を導入すると22日、韓国メディア「スポーツ春秋」が報じた。

 同メディアによると、KBOは前日21日に理事会を開き、「アジアクォーター制」の導入が決まったという。

 

「アジアクォーター制」はアジア、オーストラリアの国籍を持つ選手が対象で、保有する外国人選手とは別に各球団1人、受け入れることができる。

 対象選手を受け入れる際の費用は契約金、年俸、移籍料などを含め最大20万ドル(約3100万円)で、再契約する際には毎年10万ドル(約1550万円)ずつ引き上げ可能としている。

 また、「アジアクォーター制」の導入により、1軍は現行の28人登録(出場は26人)から29人登録(出場は27人)に1人ずつ増員される。

 KBOは各球団とも外国人選手が「3人まで」と制限されていたが、「アジアクォーター制」の導入で最大4選手保有でき、4選手が同じ試合に出場も可能にする。

 KBOリーグでは昨季導入された「代替外国人選手制度」で四国IL・徳島の最速154キロ右腕、白川恵翔投手がSSGランダーズに“レンタル移籍”した。この制度は故障者リスト入りした外国人選手の不在を補うための期限付き移籍で、白川は6月に初登板初先発で5回無失点と好投し初勝利を挙げた。

 SSGとの契約は7月に終了したが、SSG同様に外国人投手が故障離脱した斗山ベアーズがオファーを出し、KBO2球団目の生活がスタート。白川は2球団で計12試合に登板し4勝5敗、防御率5・65だった。韓国内で注目され、話題を集めた。

 「アジアクォーター制」の導入により、白川のような若い選手が活躍を求め、海を渡る可能性が出てくるかもしれない。

 また、今回の理事会で今シーズンから延長を12回から11回に短縮することも決まった。ピッチクロック導入により、投手の負担を考慮したほか、昨シーズンの延長戦59試合のうち、約78%の46試合が11回までで終了していたことも加味された。

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