元テレビ朝日社員の玉川徹氏(61)が22日、テレビ朝日「羽鳥慎一 モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。タレント中居正広(52)の女性トラブルにフジテレビ幹部社員が関与したとの報道などを巡り、他の民放各局が社内調査を始めたことを受けてコメントした。
17日のフジテレビの港浩一社長の会見後、民放各局が相次いで声明を発表。TBSは20日に「社内調査を始めた」と公表し、日本テレビも21日、制作現場などで「会食などにおける不適切な性的接触」がなかったか、外部の専門家を入れて社員らにヒアリングを行うと明らかにした。
玉川氏は「テレビを見てる方からすればどの局も一緒なんじゃないかと見える部分はあると思う」とし、番組放送時点ではテレビ朝日は社内調査実施を発表していなかったことから「TBSがいち早く調査します、日テレもそういうの出しました。僕はテレビ朝日の社員じゃないんですけど、聞きました。テレ朝どうなってるか」と同局の対応に言及。
そして「実はジャニーズの問題をきっかけに各テレビ局が人権に関する方針とかを出してるんですけど、去年2月にテレビ朝日は『人権デューデリジェンスチーム』を立ち上げてるんですって。恒常的なチームらしくてここがさまざまなヒアリングを1年間続けてきてるらしいんです。もちろんそれはパワハラ、セクハラとか、今回出ているような具体的に性接点があったですか?とかそういうことではないと思いますが、そういうふうなことも含めて人権に関わるようなものはないかという聞き取りをずっとやってきて、今のところはそういうふうなものは確認されていないということらしい」とテレビ朝日では現時点では人権に関わる事案は確認されていないことを伝えた。
「テレビ朝日、もっと積極的にそういうの出したらいいのになと僕は思いました」と元社員としての思いを口にし、「TBSが攻める守りみたいなことやってると思うんですけど。ないんであればきちっとないことを明らかにしていかないと、テレビ全体の信用の問題に関わってきますからね」と語っていた。
番組放送後の22日午後にはテレビ東京、テレビ朝日も社内調査実施を発表している。