フジテレビの準キー局で関西テレビ(カンテレ)の大多亮社長(66)が22日、大阪市内の同社で新年社長会見を開き、タレント中居正広(52)の女性トラブルを受けて同局でも独自に調査を行うことを明らかにした。
大多社長は会見で、フジの問題について「関西テレビは一切関係しておりません」と断言。「関西テレビ視聴者の皆さまをはじめ、関係者の皆さま、弊社と取引をしていただいてる方々、関西テレビの社員、スタッフ、多くの皆さまにご心配とご迷惑をおかけしたことは、本当に心からお詫びをしたいと思っております」と謝罪した。
その上で「まず関西テレビとしてはフジの方にきちっとしたこの件の調査を求めたい」とし、「今回報じられているような女性アナウンサーを伴った外食など、テレビ局員と芸能関係者をめぐる問題について、関西テレビでも社内調査を行いたい。当社の人権方針にのっとって、きちんと調査しようと考えております」と述べた。開始時期については未定で、「早々に調査をしたい」とするにとどめた。
大多社長は81年にフジテレビに入社し、報道記者を経てドラマプロデューサーに。「東京ラブストーリー」「101回目のプロポーズ」「愛という名のもとに」など数々の人気ドラマを手掛けた。フジテレビの執行役員や常務を歴任し、22年からは専務、24年6月に関西テレビの社長に就任した。23年6月、中居と女性とのトラブルが起こった時には、初期段階で報告を受けた人物とされる。