タレント中居正広（52）の女性トラブルを巡っての対応で物議を醸すフジテレビの準キー局、在阪局のカンテレ・大多亮社長（66）が22日午後、大阪市北区の同局で恒例の新年社長会見を行い、テレビカメラ6台、27社48人の報道陣が詰めかけた。
今回の中居とフジテレビの問題はテレビ局全体の問題として波及。そのテレビ局の社長として、そして元フジテレビの専務として、女性アナウンサーを含む女性社員を同席させる、いわゆる接待役としての同席のようなことが放送業界では常態化しているのか、そして自身も舘あ会ったことがあるか聞かれた大多社長は「女性アナウンサー、女性社員との会食はあります。社内同士、社外の会社、プロダクション、タレントさんとの会食です。これ自体は悪いことだと思ったことはありません。私自身もそういう会に出たこともありますし、そのことだけで言うと、本当は行きたくなかった、嫌だったのにということがあれば申し訳なかったと思いますが、基本的に会食というのは、常態化という言い方はよく分かりませんが、あります。ただ、今回報道されているような性の助長とか、献上とか、それとは全く性質が違うと思っています。私の中ではそういうことはありませんでした。すべての女性アナウンサーとの会食が良くないとか、性の助長につながるというようには思っていませんでした」と経験を元に意見を述べた。
異例の形で行われることになった恒例の新年社長会見。司会者が「中居正広さんについての質問を受けようと思います」と話し始め、これを受ける形で大多社長が「私がフジテレビに在籍していた当時の事案です。1年半前事案。この件については関西テレビは一切関与しておりません。取引をしている方々、スタッフ、ご迷惑ご心配をかけ心よりお詫びしたい」と謝罪した。
また、CMについて「このことで30数社の方が提供を外すとかACに切り替わっている」と明かした。17日のフジテレビ・港社長の記者会見直後から、系列の関西テレビも企業CMがACジャパンのCMに差し替わるなど、影響を受けている。
大多社長はフジテレビの執行役員や常務を歴任し2022年からは専務、昨年6月に関西テレビの社長に就任した。23年6月、中居と女性とのトラブルが起こった時には初期段階で報告を受けた人物とされ、フジテレビを知り尽くす人物として発言が注目されている。