タレント・中居正広（52）の女性トラブルを巡る対応で、物議を醸すフジテレビの準キー局、在阪局のカンテレ・大多亮社長（66）が22日午後、大阪市北区の同局で恒例の新年社長会見を行い、中居に対して怒りの表情をにじませた。
トラブルを把握してからも中居の番組を続けていたことに関し、大多社長は「中居を守ろうとか、そういう意識はなかった」と明言。それでも続けたことに「彼女（被害者）を守る最善は何かを考えた。ズルズル（番組を）やってるじゃないか、という厳しい指摘も分かっています。いつ、（番組を）終わらせるのか、いつやめるのか、と常に頭の中にありました」とした。その上で「怒り？そう取って頂いて結構です」と話した。
また、大多社長は被害女性の希望として限られた社員を介して調査や事態把握を行っていたと説明。被害女性は「できる限り（会社内に）知られないで仕事をしたい、続けていきたい」という希望を持っていたと明かしながら、結果的に現在退職してしまっている事実に「私たちが一番優先させてきたものがそう伝わってないんであれば、そこで自問自答するわけですよね。どうしておけば良かったのか。それは凄く考えます」と、被害女性の思いを最優先にしてきたこと、被害女性を守ることが結果的に中居氏を守ったように見えてしまったことについては認識、反省しているとした。
また、芸能界で長く一線で活躍し、影響力も大きかったと思われる中居に対して忖度はなかったか問われると、大多社長は「私はないです」と答えた。