米国野球殿堂は21日(日本時間22日)、今年の殿堂入りメンバーを発表し、今月16日に日本でも殿堂入りを果たしたイチロー氏(51=マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター)が日本選手、アジア選手初の殿堂入りを果たした。
盟友で2016年に野球殿堂入りしているケン・グリフィー氏がイチロー氏が出演したMLBネットワークに登場。「おめでとう。殿堂にふさわしい。私も幸せだ。妻もあなたが(殿堂入りの)電話を受けたと聞いて走り回って喜んでいる。凄く光栄だ。あなたに会うのが待ち切れない。一つだけ。あなたはサケ(日本酒)を持ってこなければならない。それが(殿堂入りの)新人としてやらなければならないことだ。あなたは25年ぶりに新人になった。私たち2人にとっていい酒となることを期待しているよ」とユーモアたっぷりに祝福した。
イチロー氏はこの日、MLBネットワーク内で、夏の殿堂セレモニーで会いたい人を問われると「これは難しい質問です」としつつ「普段、マリナーズでユニホームを着て選手達と一緒にまだ練習してるんですけど、シアトルではない特別な場所、クーパーズタウンでケン・グリフィー・ジュニア、エドガー・マルティネス、この2人と会うことを凄く楽しみにしてます。それと久しぶりにジーターですね」とグリフィー氏の名前を挙げていた。
グリフィー氏は1990年代にマリナーズのスター選手として活躍。イチローがマリナーズ入りした2001年当時はレッズに在籍したが、09年、10年にマリナーズでともにプレーした。