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「トランプ独裁になる。それでいいんですか?」大統領令乱発に玉川徹氏が懸念「トリプルレッドなので」

スポニチアネックス 2025年1月22日 18時53分

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏(61)が22日、テレビ朝日「羽鳥慎一 モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。20日に就任式を行ったドナルド・トランプ米大統領(78)が「米国の完全な復活と常識の革命が始まる」と政策大転換を表明したことを受けてコメントした。

 トランプ大統領は初日から大統領令や覚書など40本以上を乱発。両親が米国籍を持たなくても米国で生まれた子供に自動的に国籍を与える制度を廃止する大統領令にも署名した。

 出生地主義の制度廃止はトランプ大統領が掲げる不法移民対策の一環だが、21日には約20州の司法長官らが大統領令は違憲だとして提訴した。玉川氏は「訴訟が起きるのは当然」とし、「問題なのは、最終的には連邦最高裁に行くんですが、最高裁の判事の比率は、第1期のトランプ政権で保守派が多数になっちゃった。トランプ大統領が大統領令で決めたことは追認するという形の最高裁になったらそれはもう完全に独裁ですよ。トランプ独裁になると思う。それでいいんですか?と」と私見を語った。

 「議会も含めてトリプルレッドなので、トランプ大統領が決めたことは議会でも通っちゃう、最高裁でも通っちゃう、おかしなことでも全部通っちゃうっていったら、それはもう暗黒独裁国家ですよ」と強い口調で指摘。「権力が分散してないということ。チェック&バランスが取れないということですよ」とし、就任初日で早くも独裁色が鮮明になったことに危惧を示した。

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