昨季で現役を引退した元DeNAの大田泰示氏(34)が、元巨人ヘッドコーチ・岡崎郁氏(63)のYouTube「アスリートアカデミア」に出演。地元の広陵や広島商ではなく東海大相模を選んだ理由を明かした。
広島県福山市出身で、地元には広陵や広島商など全国区の名門校がある。
隣県にも甲子園常連校が多い。
だが、大田氏は神奈川の東海大相模を進学先に選ぶ。「小さいときからプロ野球選手になりたかった」と、甲子園を飛ばして先の夢を持っていた。
周囲は当たり前のように中国地区の強豪校に進んだ。大田氏はたまたま「中学のときに原(辰徳)さんが福山に野球教室に来て声をかけてもらった」と、東海大相模という選択肢ができた。
練習を見学にいくと、のちに巨人でも同僚となる田中大二郎らが強烈な打撃練習をしていた。「みんなフルスイングでバンバン飛ばしていた。凄かった」と一瞬で魅了された。
当時の広島の高校野球は好投手を擁し、バントで走者を進めて1点を取り行くイメージ。それはそれで甲子園には近いが、東海大相模の方がプロ野球への近道に感じたようだ。