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大の里、学生時代の「天敵」に敗れ4敗目 東京場所3連覇は絶望的に

スポニチアネックス 2025年1月22日 19時39分

 ◇大相撲初場所11日目(2025年1月22日 東京・両国国技館)

 3敗の大関・大の里(24=二所ノ関部屋)が痛恨の4敗目を喫し、優勝争いから大きく後退した。

 2勝3敗から5連勝と巻き返して臨んだ金峰山戦。相手の喉輪をあてがいながら外したが、そのタイミングではたく悪癖が出た。右のはたきが空振りとなり体勢を悪くしたところを一気呵成(かせい)に攻め込まれ土俵を割り、激しく尻餅をついた。

 金峰山との差は「3」に開き優勝の可能性は絶望的に。東京場所3連覇も厳しい状況だ。支度部屋でも寂しそうな表情で報道陣の質問に応対。学生時代は2勝5敗と苦手だった相手について「気にしていない」と話すものの「思った以上に相手の立ち合いが強かった。昨日、その前と引いて勝っている。相撲の悪いところが出た。嫌がってしまった」と自滅気味だった取り口を反省した。

 この日は師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)が結城紬大使を務める茨城県結城市から小林市長ら関係者12人が観戦。館内から大の里に声援を送ったが、期待にこたえることはできなかった。

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