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【全豪OP】今大会のインタビュアーたちがひどい! 初4強入りの22歳シェルトンが会見で訴え

スポニチアネックス 2025年1月22日 23時33分

 ◇全豪オープンテニス 第11日(2025年1月22日 メルボルン)

 男子シングルスは準々決勝残り2試合が行われ、2連覇を狙う第1シードで世界ランキング1位のヤニック・シナー(23=イタリア)と、同20位のベン・シェルトン(22=米国)が準決勝へ勝ち進んだ。24日の準決勝はシナー対シェルトン、世界ランク2位のアレクサンダー・ズベレフ(27=ドイツ)対同7位ノバク・ジョコビッチ(37=セルビア)のカードとなった。

 シェルトンは準々決勝で同55位のロレンツォ・ソネゴ(29=イタリア)を6-4、7-5、4-6、7-6で撃破。全豪オープンでは自身初、四大大会では23年全米以来2度目のベスト4入りを果たした。しかし、試合後の記者会見では「最後に1つ言いたい。今週の放送局の選手たちの扱い方にちょっとショックを受けた」とインタビュアーたちを批判した。

 今大会では、ジョコビッチが公式放送局「チャンネル9」のアナウンサ-による「過大評価されている」「過去の人」などの侮辱発言に対して同局のインタビューを拒否し、当該アナウンサーと放送局が謝罪したばかり。しかし、シェルトンは「それ1つじゃない。他にも起きていることが分かった」と強調した。

 シェルトンはこの日の試合後、インタビュアーから「準決勝の相手がシナーでも(地元オーストラリアの)デミノーでも、観客は誰もあなたの応援をしてくれないよ」と意地悪く指摘され、「観客の中には自分を応援してくれる人もいる」と言い返した。4回戦で同じアフリカ系のガエル・モンフィス(38=フランス)を破った際は「彼はあなたの父親ぐらいの年齢だ。もしかしたら彼があなたの父親かもしれない」と言われ、「それはブラックジョークなのか?」と首をかしげた。また、2回戦で19歳のラーナー・ティエン(米国)が世界5位のダニル・メドベージェフ(28=ロシア)を破る番狂わせを起こしたときも、インタビュアーが「19歳がそんなに優秀なはずがない」などと失礼なコメントをしたという。

 シェルトンはインタビュアーのファンに関する指摘は「本当かもしれないが、人生で一度も会ったことがない人からの発言としては敬意を欠いている」とバッサリ。「放送局は僕たちのスポーツを発展させ、最高の舞台で試合に勝ったばかりの選手がその瞬間を楽しめる手助けをするべきだ。ネガティブなコメントが目立ってきたように感じる。これは変えなくちゃいけない」と主張した。

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