阪神・戸井零士内野手(20)が22日、兵庫県西宮市の球団事務所で「20歳記念品贈呈式」に参加し、今春キャンプに二塁用、三塁用に加え、新調した一塁ミットを持参すると明かした。藤川監督が示した複数ポジション制に早速呼応。「昨年いろんなポジションを守って、それが強みになった。プラスで打撃が生きていけばいい」と気合を示した。
これまで一塁ミットは小野寺に借りていたものの、出場機会を増やすべく、自らの意思でメーカーから購入した。「チャンスがあるならどこでも」と戸井。飛躍の3年目へ、なりふり構っていられない。
森下、門別ら、22年秋にドラフト指名された6選手では唯一の具志川スタートとなった。だが、宜野座への道が完全に閉ざされたわけではない。3種のグラブと自慢のバット――。成長著しい攻守を、まずは具志川の地で存分に披露する。