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オリックス・平野 イチ流の情熱体現だ TV番組に感銘「すげえな、と」

スポニチアネックス 2025年1月23日 5時21分

 オリックス・平野がイチ流の情熱を体現する。大阪・舞洲の球団施設で自主トレを公開した右腕は、イチロー氏の米野球殿堂入りに「得票率はアメリカの方が凄いと聞いて、なおさら凄いなと。海外でも認められているということだと思うので」と声を弾ませた。

 新人だった06年の宮古島キャンプでは、WBC出場の調整で特別参加したイチロー氏と紅白戦で対戦。この日の自主トレ公開前には年末にイチロー氏が出演したテレビ番組「情熱大陸」を見たという40歳右腕は、「DVDに焼こうかなと思うぐらい、すげえなと思った」とイチロー氏の取り組みに改めて感銘を受けたと話す。

 「朝に絶対ずっと初動負荷(トレーニング)されていると。引退してからの方がハードだとナレーションも言ってたので。いろいろ映像とか見てたけど、50歳を過ぎはっているのにいい球投げられるし、いいバッティングをされる。日々の努力も努力と思われていないのかもしれないですけど、それを当たり前の感じにやられていることが僕は一番すごいことだと思うので。(イチロー氏が番組内で)熱い気持ちを持って、データにないものをやるのがいいとおっしゃっていた。まさにそうだなと」

 12登板にとどまった昨季からの巻き返しへ、現在は「今まで通りでいっていたら、全然ダメなので。いろいろ投げる球であったり、投げ方であったり、試しながら。ちょっとずつ変えていきたい」と“進化”を追い求める最中。「緩いボールとか、動くボールとかも挑戦できたら。試してみて、ダメだったらやめると思いますけど」と、ツーシームやチェンジアップなどの新球種にもチャレンジし、投球の幅を広げようと模索している。

 同期入団の岸田新監督からは状態次第での抑え起用を明言されている。「そう監督に考えてもらっているのであれば、応えるだけ。思ってもらえるのはうれしいし、期待に応えられるようにやりたいと思っています」。NPB通算250セーブにあと1と迫る今季パ最年長投手が、チームのキャッチフレーズ「常熱」を胸にフル回転する。(阪井 日向)

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