阪神・中野が、春季キャンプ中に野手を集めて“中野会”を開催する意向を明かした。キャンプメンバーが振り分けられ、山田や高寺、井坪、野口ら若手野手が主力中心の宜野座組でスタートすることが決定。選手会長2年目も、グラウンドの内外でチームのまとめ役を担う。
「後輩を（食事に）連れて行くことはあるので、そこでコミュニケーションを取っていければと思う。最初から“引っ張っていく”とか思わずに、自分がやることをやって、後輩が付いてくる感じがいいのかなと」
昨秋の高知安芸キャンプ中も、新加入の育成選手アルナエスら、若い選手を連れて会食。新人9選手とは「まだ会っていない」というが、シーズン中以外でも各所でリーダーシップを発揮している。
「投手会が開催されたとかはよく聞きますし、確かに野手会はあまりないので、もちろん上の方（先輩）たちとも相談してからですけど、野手も一致団結して、自分発信で、どこかのタイミングでやれればなと思います」
社会人・三菱自動車岡崎での自主トレを17日に打ち上げ。現在は甲子園の室内練習場で打撃中心のトレーニングを重ね、キャンプインに備えている。台頭を狙う若手も、レギュラーの座を死守しようと懸命なベテランも、優勝という目標は同じ。沖縄の夜、中野がチームの絆を深める。